「いたか」世話人 大下さん川崎市宮前区長退任
 
    
 川崎市宮前区・区長として3年間在職された大下さんが2003年3月退任されました。
全国で初めて民間からの起用人事として注目を集めたこの人事は、各方面に多くのインパクトを与えました、民間人としてあるいは市民として区役所の「公」の仕事を担うことは、自明とされていた多くの事柄が、改めて問い直されることになったためです。
「私」とは何か、「公」とは何か、あるいは「自治」とは何か。
多様な利害に翻弄される行政末端において、ともすれば見失いそうなこれらのことが大下さんの区役所入りで炙りだされたことは大きい。 
「いたか」人の私としては大下さんが役所から開放されて、より多く「いたか」に関わって頂くのは多いに歓迎する者の一人ではありますが,より一層ブラッシュアップされた大下さんの別の舞台での活躍を見てみたい気もする。
 役務から開放されて一週間ぐらい経ったある日、娘さんや奥さんからお父さんの「顔つき」が変わったねと言われたらしい、辞書によると公とは私に背くことらしい、3年間自分に背きっぱなしだったと想像できる、つらい日々も多かったであろう。

 とにもかくにもご苦労様でした。